目次
四季の文字から始めましょう
昔も今も、人は楽しい、そしてむなしい
五感の漢字はおもしろい
舞えや歌えや
古代の動物は霊力をもつ
古代の穀物はおいしかったか
古代人の数字の魔力
真・善・美とは何か
空間と時間にまつわる漢字
占いに関する漢字
色とは何か?
自然をつかさどるもの
書にまつわる漢字
著者等紹介
張莉[チョウリ]
出野文莉。1968年、中国天津市生まれ。1996年留学のため来日。2000年、奈良教育大学大学院教育学研究科美術教育専攻(書道専修)修士課程修了。2005年、京都大学大学院人間・環境学研究科文化・地域環境学専攻博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。2007年~2011年、立命館大学言語教育センター外国語嘱託講師(中国語)。2011年~2014年、同志社女子大学現代社会学部准教授(特別契約教員)。2015年10月から国立大学法人大阪教育大学特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のり
6
文字の成り立ちがわかるのは面白い。「幸は不幸の裏返し」2016/12/23
oooともろー
4
まだまだ知らない事がたくさん。漢字の世界は奥が深い!2018/01/21
zikisuzuki
0
こわくての部分は結構怖かった。殷とか周とかの頃の中国で異民族との戦いと神事から漢字が作られていき、その思いや思想が日本の漢字に多く残されていることが分かった。イラストのおかげでイメージがたやすく出来とても楽しく分りやすい本でした。2016/07/12
真作
0
本場中国では使われなくなった古代の漢字の用法が日本には残っているのだそうだ。「食」や「飲」が現在の中国では別な漢字に置き換わっている。祭祀を起源とする文字が多く、「器」は神様に犬を生贄に捧げていたから。城門が落成した時には犬の血で、道を作ったときは異族の首から流れる血で祓い清めた。神道と比べると、御神酒を捧げるのは共通、血は穢れとされている点が異なる。「焦」は焼き鳥だって。2021/06/24