内容説明
複雑な様相を見せる誤差の世界を、製品の取引きから、世の中の出来事にまで広げて、親しみやすく解説。
目次
問題の所在を探る
誤差さまざま
プラスチックの寸法測定
誤差の建前と本音
へぼでも分かる平均値、へぼではできない誤差評価
ばらつきは偶然か
真の値とは約束
真の値が不明の誤差とは
正しさを作ることの困難さ
取引における正しい値とは
法律の許容差は正義で決まる
誤差による損失を考える
人間の判断ミス―システムを変える
目からうろこが落ちること
科学万能から技術へ
ああでもないこうでもない
著者等紹介
矢野宏[ヤノヒロシ]
工学博士。1956年工業技術院計量研究所入所。1991年宮城教育大学教育学部技術科教授。1994年電気通信大学電気通信学部機械制御工学科教授。東京電機大学客員教授、(財)日本規格協会参与、(株)オーケン取締役副社長
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感想・レビュー
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_apojun_
2
図書館本。誤差というものを科学とか、統計の世界から語っている本だと思って読んでみたらちょっと違ったみたい。 計測の研究に携わる著者のエッセイ的な風味が強く、想像と違ったところで楽しめました。 誤差の話をするからには、まずは計測しなければならない。 しかも、その計測が正しく行われていることが前提である。 けど、計測する対象の真の値、というものも厳密にはわからない。よって、誤差というのも主観的なものである。 なるほどーとは思ったが、それを言っちゃ・・という気持ちもちょっと。2022/12/24
よこづな
0
難しいことを書こうとしているので、仕方のない面もあるが、文章が下手すぎる。2011/04/02
黒とかげ
0
うーん。ためになる部分も多いけれども、内容が整理されていない。読む人のことをあんまり考えられてないなぁ。編集の人がその辺りを整理するべきなんだが……。2021/12/05
sei k
0
内容がほとんど頭に入ってきませんでした。 結局何を言いたいのか、凡人には理解できません。 読んでいて苦痛です。 こういうシリーズは、素人にも分かりやすい内容を分かりやすく書くべきではないのでしょうか? 読者のターゲットを、どこに設定しているのでしょうか?2021/02/11
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