内容説明
地球は「水の惑星」といわれるように、表面は大量の水で覆われています。しかし、そのほとんどが「海水」であり、人々が利用できる水はほんのわずかしかないのです。暮らしを支え、人類の生命維持に欠かせない、かけがえのないその水が、急激な人口増加や産業発展により、水不足や水質汚染などを引き起こし、いま世界規模で危機に瀕しています。本書では、水に関する歴史やエピソードなどを交えながら、地球環境に影響を及ぼしている水の現状について解説しています。水に関する知識を深め、水の尊さや大切さを知っていただくために、一読されることをお勧めいたします。
目次
1章 水の履歴書(古今東西)
2章 水のサイエンス
3章 水を測る
4章 水と環境を考える
5章 工業生産を支える水
6章 都市開発と水の存在
7章 水と食文化と健康
8章 水が警鐘する
9章 未知なる水の世界
著者等紹介
安見昭雄[ヤスミアキオ]
住友化学工業株式会社物流管理部部長補佐、三善加工株式会社業務部担当部長、泉興産株式会社取締役営業部長を経て、現在、泉興産株式会社常務取締役。住友化学工業株式会社物流管理部在籍中に日本化学品工業協会、石油化学品工業協会、日本海難防止協会、日本船舶振興会(現:日本財団)の要請により「海洋汚染防止条約検討会」の委員として従事する。執筆に日本工業用水協会雑誌「工業用水」107回/全国地下水利用対策団体連合会雑誌「天の水・地の水」42回。上記「工業用水」への執筆が100回を超えたことにより、日本工業用水協会より2004年3月表彰を受ける
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