感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nota
3
「鉄は熱して急激に冷却すると硬く・もろくなり、熱してゆっくりと冷ますと柔らかくなる」という漠然としたイメージを持っていたが、そんなテキトーなものではないと知り、恥じることになった。読み始めてすぐに。 焼き入れや焼もどし(他に焼なまし、焼ならしがある)をするには炭素を含んだ「鋼鉄」である必要があり、熱を加えたときの温度、冷ますときの温度が目的(強靭化や表面処理)によって異なっていて、さらに全体に均質な焼き入れをするためには肉厚のコントロールなど、さまざまな要件を加味する必要があるという。2024/04/07
ゆうだい
0
もっと平易な内容化と思いきや、序盤から結晶構造の話が始まり驚きました。 が全て分かり易く、実情に即した内容で非常に勉強になります。 JISをディスるコメントがあったり、火傷を焼き入れに例えて説明してたり、飽きずに読めます。2019/10/12