内容説明
本書は、MISRA‐Cの詳細な解説書です。通して読めば、これが単なる車載用ソフトウェアを対象としたプログラミングガイドにとどまらず、広く一般の組込みソフトウェア管理者・技術者にとって、その基本的概念を知り、ルールを身につけるための良いテキストであることに気づくでしょう。
目次
本書の位置付け
MISRA‐C適用における注意事項(ISO Cについて;メトリクスについて ほか)
本書で使用している用語について(ブーリアン値を返す式、実質的なBool型、及び論理値;forループ、for文、ループの本体、及びループカウンタ ほか)
ルール(環境;文字セット ほか)
参考文献
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Q
1
組み込み向けにC言語標準C90のサブセットを定義して紹介する本。これまたC言語からとある関数型言語への翻訳機を作るヒントにならないかと思い手に取りました。おそらく多くの組み込みエンジニアにとって本書の規約は納得できるものでしょう。一方で既存プロジェクトでは既に多くの違反があります。(cd netbsd-src&&git grep goto sys)|wc -lで調べると22333個もgotoがNetBSD kernelの中では使用されています。「こんなにも世界は汚れてしまったのだ」という闇を感じています。2019/03/17
ひろゆき
0
☆☆☆・・2018/01/13