内容説明
環境にやさしいリサイクル資材を活用しよう―一般廃棄物の焼却灰や下水汚泥などの廃棄物を主原料とした“エコセメント”、これらの廃棄物を溶融固化物にして用いた“溶融スラグ骨材”、コンクリート解体材を破砕、磨砕、分級などした“再生骨材”、砕石・砕砂の製造過程において副産する“砕石粉”。本書は、このようなリサイクル資材によるコンクリート製品をJISとして制定した経緯と規格の内容をわかりやすく解説。
目次
1 はじめに
2 リサイクル資材のJIS化
3 エコセメント
4 溶融スラグ骨材
5 再生骨材と再生骨材コンクリート
6 砕石粉
7 おわりに
著者等紹介
辻幸和[ツジユキカズ]
1945年香川県観音寺市に生まれる。1969年名古屋工業大学工学部土木工学科卒業。1974年東京大学大学院工学系研究科博士課程土木工学専門課程修了、工学博士。1974年足利工業大学工学部土木工学科助教授。1981年群馬大学工学部建設工学科助教授。1987年同教授。2007年群馬大学大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻教授。1997年群馬大学地域共同研究センター長(2年間)を併任。2002年群馬大学評議員(2年間)を併任。(社)日本コンクリート工学協会:理事、コンクリートへのリサイクル資材活用技術の標準化に関する調査研究委員会、溶融スラグ骨材標準化委員会、国際委員会、コンクリート技士試験委員会の各委員長、現在副会長。(社)プレストレストコンクリート技術協会:会長、副会長、常任理事、編集委員会委員長、現在理事。(社)土木学会:ISO対応特別委員会委員長。ISO/TC71/SC3/WG1 Convener。日本工業標準調査会、臨時委員(土木技術専門委員会)。原子力安全委員会、専門委員。平成15年度工業標準化事業経済産業大臣表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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