内容説明
2人目のアジア人として国際電気標準会議の会長に就任。時代を駆け抜けたリーダーの記録。
目次
第1部 標準とは何だろう―IEC会長の体験をふまえて(身のまわりに溢れている標準の意義;標準化の歴史を振り返って;標準の役割と国際標準)
第2部 国際標準化機関IECとは―IEC会長の知見から(IECの発足と日本;IECの現状;ビジネスとEC標準)
第3部 IEC会長の回想―語り部の役を果たすために(幸運に恵まれたIEC会長への道;IEC会長の任務遂行の実態;会長・会長代理時代の記憶に残る出来事;会長としての成果とIECから見た日本;IECでの一層の活躍を願って)
第4部 私の略歴書―天命に導かれたIECへの道(大学を卒業するまで;企業の研究者として船出;マネージャーから役員へ;常任顧問・顧問から技術顧問へ)
著者等紹介
高柳誠一[タカヤナギセイイチ]
1929年福岡県大牟田市に生まれる。1953年東京工業大学応用物理卒業(旧制)。1980年理学博士(東京工業大学)。1953年東京芝浦電気株式会社(現東芝)入社、鶴見研究所勤務。1959年イギリス、マンチェスター大学物理教室研究員(IAEAフェロー)。1970年東芝技術アタッシェ(初代、ニューヨーク駐在)。1986年取締役技術管理部長。1989年取締役総合研究所長。1990年常務取締役(技術担当)。1992年代表取締役副社長(技術担当)。1994年常任顧問。1999年イビデン株式会社取締役(非常勤)(兼務)。2002年IEC会長(兼務)。2005年IEC前会長(会長代理)(兼務)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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