内容説明
戸別所得補償制度の結果を詳細に検証・評価する。「TPP交渉」アメリカ業界団体の狙いは何か。TPP参加で日本は“飛んで火に入る夏の虫”になるな。アジアにおける経済連携は「日中韓+ASEAN」を軸に。
目次
第1部 TPP交渉参加問題と日本農業・日本経済(TPP交渉の現状と日本の参加問題;TPP日米事前協議の動向:米国業界団体の意向と日米首脳会談―日本は“飛んで火に入る夏の虫”になってはならない;アメリカのコメ状況―基礎状況と構造変化、各段階価格の日米比較、対日輸出可能量)
第2部 戸別所得補償―継続に日本農業の展望がかかる(戸別所得補償の検証と評価;水田活用事業:穀物22万トンの生産拡大を実現―純輸出増→食料自給率向上の展望を示す;日本農業の構造改革・規模拡大―規模拡大達成の畜産、再生会議・基本方針、農地集積・新規就農者支援)
第3部 日本農業の国際環境(WTO交渉:袋小路の現状・背景とWTOの今後;アメリカ次期農業法の動向―背景(高価格・高所得・支出削減)、上院農業委員会案の可決、今後)
著者等紹介
服部信司[ハットリシンジ]
東洋大学名誉教授(財)日本農業研究所客員研究員。1938年静岡県生まれ。1962年東京大学経済学部卒。一時商社に勤務。1983年東京大学大学院・経済学研究科博士課程修了。経済学博士。1986年岐阜経済大学講師。同大学助教授、教授を経て、1993年東洋大学経済学部教授。2004年‐2008年東洋大学経済学部長。2009年4月(財)日本農業研究所客員研究員。2009年6月東洋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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