内容説明
農業輸出大国である米国やケアンズ諸国はさらなる自由化を推し進め、EUは独自の保護政策をとって域内の農業を守るなど、各国の思惑が入り乱れるWTO農業交渉。食料輸入大国の日本は、今後どのように主張を繰り広げていくべきなのか、交渉の問題点と課題を明示する。
目次
第1章 ガットとWTO
第2章 WTOドーハ・ラウンド交渉の概要
第3章 WTO農業交渉の経過
第4章 WTO農業交渉の争点
第5章 WTO交渉のどこが問題か
第6章 「非貿易的関心事項」とWTO
第7章 農産物貿易と持続可能な世界
第8章 日本のWTO交渉の課題
第9章 FTA/EPAと農業
第10章 東アジア共同体構想と日本
第11章 農業の貿易理論と政策
著者等紹介
石田信隆[イシダノブタカ]
1974年京都大学経済学部卒業、農林中央金庫入庫。札幌支店副支店長等を経て、現在、株式会社農林中金総合研究所理事研究員。一橋大学客員教授。農商工連携推進研究会委員。日本およびアジアの農業・農村・農協や農産物貿易の研究、中国との農村金融研究交流等に従事。所属学会:日本農業経済学会、日本協同組合学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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