わが国水産業の再編と新たな役割―2003年(第11次)漁業センサス分析

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784541033840
  • NDC分類 662.1
  • Cコード C3062

内容説明

本書は2003年11月1日現在で実施された第11次漁業センサスの結果を分析した報告書である。漁業センサスは、全漁業経営体を対象として、その経営の内実に立ち入った唯一の統計であり、5年ごとのその数値の変化は漁業構造の変化について多様な知見を与えてくれる。今回の漁業センサスは、日本漁業の現時点における全貌を把握するものであると同時に、1998年11月に実施された前回のセンサス時点からの5年間に、漁業経営体にどのような量的・質的変化が生じたのか、日本漁業はどのような方向に向けて変化しつつあるのかを明らかにする貴重な素材である。

目次

第1章 わが国漁業の課題と2003年漁業センサス結果の概要(日本漁業の現状と見通し;日本漁業の再編課題と政策方向;2003年漁業センサス結界の特徴;第11次漁業センサスによる変更点)
第2章 わが国漁業における再編過程(沿岸漁業の現状と動向;激動の中での再編―沖合・遠洋漁業;内水面漁業―食糧供給機能の縮小と期待される多面的機能)
第3章 漁業就業構造―縮小再編と新しい動向(国勢調査と漁業センサス;男子・自営漁業就業者;雇われ漁業就業者とその世帯;女子の漁業従事の性格;外国人労働者)
第4章 漁村の動向と水産物流通(漁村の動向と地域活性化への取り組み;水産物流通;おわりに)
第5章 漁業管理組織の動向(漁業管理組織の概要;漁業管理の内容と設立契機、漁業管理の効果;漁業管理参加経営体の漁獲金額と漁業管理の費用負担;漁業管理組織におけるプール計算方式と販売形式;東海地方のトラフグ対象の漁業管理組織の事例;おわりに)

著者等紹介

加瀬和俊[カセカズトシ]
東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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