内容説明
本書は、技術導入をめぐって必ず問題となる土地利用、経営評価、経営環境および農業技術の今後の展望という4編に大きく分けて取りまとめた。そこでの論議のなかには今後さらに詰めていく必要のある問題提起も含まれるが、農業技術導入をめぐる経営問題が本書などを契機に一層深化されることを期待して公刊するものである。
目次
農業経営における持続的収益と農業技術
第1編 農業技術の導入と経営方式の展開(寒地大規模稲作技術の開発目標と経営展開;大規模畑作農業の構造変化と土地利用 ほか)
第2編 農業技術の経営評価(寒地水田作複合経営における水稲乾田直播技術の経営評価;稲作の栽培開始法の展開と直播の普及―マレーシア・ムダ地区の事例 ほか)
第3編 農業技術の受容条件(北海道草地酪農地帯における技術革新と交換分合による農地集団化;良食味米水田地域における新技術導入と与件の内部化―北陸地域における水稲直播栽培の実態と販売対応 ほか)
第4編 農業技術の展望(経営要素のジャスト・プロポーションの今日的意義;消費者ニーズに対応した農業技術と経営対応 ほか)
著者等紹介
吉田英雄[ヨシダヒデオ]
酪農学園大学(元北海道農業試験場)
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