内容説明
本書では時系列の解析方法および生鮮食料品市場時系列データの分析に重点をおき、とくに可変型季節性指数および可変型循環変動について、いままでの研究成果を把握・検討したうえで、新しい解析方法を研究考案し、従来の分析方法と比較しながら、統計学的に有意性を確認したものである。また、生鮮食料品の市場データを用いて、その変化規則および変化原因を分析研究したものである。また、初心者でも理解しやすいように、時系列解析の計算方法について、実例をあげて説明を行った。
目次
序章 時系列解析の歴史および本書の構成
第1章 最近の市場動向と分析用データの準備
第2章 これまでの時系列解析法
第3章 実質価格、名目価格それぞれによる時系列分析の適合性
第4章 可変型季節性指数抽出法―連環比率移動法の考案
第5章 連環比率移動法とEPA法の可変型季節性指数のモンテカルロ・シミュレーションによる比較
第6章 周期・振幅を時間の関数とする可変型循環変動抽出法の検討
第7章 青果物市場時系列変動の特質
第8章 畜産物の時系列分析
著者等紹介
万里[バンリ]
1963年4月生まれ、本籍、中華人民共和国四川省万県市。1983年7月中華人民共和国甘粛農業大学農学部卒業。1983年7月~1992年12月中華人民共和国甘粛省農業技術推広総站勤務、助理農芸師、農芸師。1996年3月鳥取大学大学院農学研究科修士課程修了。1999年3月鳥取大学大学院連合農学研究科博士課程修了。現在、鳥取大学農学部助手、博士(農学)
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