内容説明
本書は、システム評価手法の一つである“便益価分析法”をツールとして、著者らがこの十数年の間に共同で取り組んできた農村地域計画の調査研究を、評価手法の視点から総括したものである。
目次
１ 農村地域政策のパラダイム転換と計画手法（地域問題の変質と農村地域政策のパラダイム転換過程；農村地域計画手法の展開）
２ 「あるべき姿」の選択とソフトシステム型計画手法（「あるべき姿」の選択について；「市場の失敗」是正型計画からの創造的離陸 ほか）
３ 政策評価手法と成果主義的評価（農村計画における最適化基準の転換―経済的マキシマムから社会的オプチマムへ；システム評価の理論基礎 ほか）
４ 便益価分析法の評価適用事例と問題点（農業構造改善計画策定と目標重点化手法；農業・農村アメニティ向上計画策定と目標構造化手法 ほか）
著者等紹介
相川哲夫［アイカワテツオ］
昭和７年佐賀県に生まれる。昭和３８年九州大学大学院農学研究科農政経済学専攻修了。農学博士。昭和４３～平成９年茨城大学助教授、教授。平成９年～１３年広島県立大学教授。現在、茨城大学名誉教授。日本農業経済学会賞（昭和４５年）、農村計画学会賞（平成５年）、茨城県知事より感謝状受賞（昭和６３年、普及事業推進に対して）、茨城県知事より感謝状受賞（平成９年、県農政推進に対して）、茨城県農業会議より感謝状受賞（平成９年、県農業発展への寄与に対して）
栗原伸一［クリハラシンイチ］
昭和４１年茨城県に生まれる。平成８年東京農工大学大学院連合農学研究科修了、博士（農学）、現在、千葉大学園芸学部助教授。日本農業経営学会奨励賞（平成８年）
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