内容説明
本書は複雑な関税システムを導入した国際貿易空間均衡モデルをOECD等の多くの国際機関に先がけて展開し、そのモデルを用いて国際乳製品市場の計量分析を行ったものである。
目次
第1部 UR農業合意と国際乳製品市場の動向(UR農業合意とWTO次期農業交渉について;乳製品主要国における酪農概況と生乳・乳製品の需給構造)
第2部 関税を導入した国際貿易空間均衡モデルの展開(関税を導入した国際貿易空間均衡モデルの展開―完全競争市場の場合;関税を導入した国際貿易空間均衡モデルの展開―寡占市場の場合 ほか)
第3部 国際貿易空間均衡モデルによる国際乳製品市場の計量分析(国際脱脂粉乳市場における関税引き下げおよび輸入割当数量拡大の影響―国際貿易空間均衡モデル適用による分析;国際バター市場における関税引き下げおよび輸入割当数量拡大の影響―国際貿易空間均衡モデル適用による分析 ほか)
第4部 結論(WTO体制下の国際乳製品市場の展望と総括)
著者等紹介
庄野千鶴[ショウノチズル]
1962年福岡県生まれ。1985年福岡大学経済学部産業経済学科卒業。1990年精華女子短期大学助手。1995年福岡大学大学院経済研究科博士前期課程修了(経済学修士)。2000年九州大学大学院農学研究院農政経済学専攻博士後期課程修了(博士(農学)取得)。現在、精華女子短期大学専任講師、福岡大学経済学部非常勤講師、九州大学大学院農学研究院学術共同研究者
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