内容説明
本書は産地形成とその発展にとって、内外の環境変化や消費者ニーズの変化、市場の競争構造の変化を的確に押さえ、戦略的に情報を活用することによるコンシューマーズ・マーケティングの展開が不可欠であることを、主に計量的な分析を通して明らかにしようと試みている。
目次
農産物マーケティングの課題と分析視角
米の品質別需要と価格変動
食肉需要の平準化
健康を志向する消費者行動と栄養価情報
乳業メーカーと小売業のマーケティング
乳業メーカーのマーケット・セグメンテーション
産地・銘柄米の価格形成と小売価格の構造
広告の需要創出効果の計測
野菜の産地間品質格差と市場需要
非銘柄産地の市場戦略
共販組織の出荷調整
技術情報の情報価値と内部化
著者等紹介
伊藤房雄[イトウフサオ]
1958年岩手県生まれ。1989年北海道大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学、博士(農学)。現在東北大学大学院農学研究科講師。主な著書に『農協経営の計量分析』(共著)農林統計協会、1997年。『農業の継承と参入』(共著)農山漁村文化協会、1998年。『消費者と食料経済』(共著)中央経済社、2000年
金山紀久[カナヤマトシヒサ]
1956年北海道生まれ。1983年北海道大学大学院農学研究科修士課程修了、博士(農学)。現在帯広畜産大学畜産学部助教授。主な著書に『野菜価格形成の経済分析』農林統計協会、1994年。『農産物価格政策と北海道畑作』(共著)北海道図書刊行会、1995年。『農業と農政の経済分析』(共著)大明堂、1996年
広政幸生[ヒロマサユキオ]
1955年山口県生まれ。1984年北海道大学大学院博士課程修了、農学博士。現在明治大学農学部助教授。主な著書に『農業と農政の経済分析』(編著)大明堂、1996年。『開発と自立の地域戦略』(共著)中央経済社、1997年。『農村アメニティの創造に向けて』(共著)大明堂、1999年
長谷部正[ハセベタダシ]
1949年山形県生まれ。1978年北海道大学大学院博士課程単位取得中退、農学博士。現在東北大学大学院教授。主な著書に『農業情報の理論と実際』(編著)農林統計協会、1996年。『農協経営の計量分析』(編著)農林統計協会、1997年。『戦略的農業のための意思決定』(共著)農林統計協会、1997年
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