内容説明
本書は、来世紀の日本農業の展望への試みとして、この数年間農業政策研究会で検討してきた成果をもとにまとめたものである。計量的手法を用いた将来予測を中心に、日本農業を展望する上で有用な知見の提供を目指している。
目次
第1章 農産物の国際需給と予測(世界コメ市場の動向と展望;アメリカにおける新農業法の施行と農産物需給・貿易;安定供給を目指す中国の米 ほか)
第2章 農産物の国境措置と日本農業(わが国の食生活変化と食料自給率;日本の土地純輸入と農産物輸入自由化;牛肉における市場開放の影響 ほか)
第3章 農業の国際化と農産物政策(不足払い制度における政策変更の影響分析;米需給モデルの構築と生産調整の行方;米の国境措置と国内農業政策への影響 ほか)