内容説明
本書の課題は、広域大量流通の対局に位置し、国内生産の底辺をなす小規模・零細産地における生産の存続と関わりの深い地場流通に焦点を当て、それが青果物流通の根幹をなす卸売市場のなかでいかなる役割を果たしているのかを実証的に解明しようとするところにある。
目次
序章 研究課題と方法
第１章 流通環境の変化と卸売市場
第２章 大阪府における青果物流通構造の特徴
第３章 地方卸売市場における集荷構造の変化と特徴
第４章 地方卸売市場における分荷構造の変化と特徴
第５章 中央卸売市場における地場流通の位置と特徴
終章 総括と課題
補論 大都市近郊における朝市・直売所の展開と地場流通
