出版社内容情報
生産-加工-流通-消費-廃棄物処理-再資源化に至る食の過程を食料品別にエネルギー分析を行い、米と和食がエネルギーコストが著しく低いことを明らかにした本邦初のLCA手法による食システム分析。
内容説明
LCA手法の狙いは、産業、経済社会のあり方を、従来の「使い捨てシステム」から「省エネ循環システム」へ転換していく術を探求することにある。この手法による日本の食全体および主要食料品のエネルギー分析から明らかになったことは、米食ほど地球環境にやさしい食システムはないということである。
目次
第1部 食システムとエネルギー(食システムとエネルギーのLCA分析法)
第2部 飽食システムの形成と展開(飽食時代―和食の近代化;洋食普及の背景と農への影響;飽食経済の展開条件)
第3部 飽食システムのエネルギー分析(飽食の展開とエネルギーコストの上昇;課題―現代飽食システムの見直し)