和牛のノシバ放牧―在来草・牛力活用で日本的畜産

和牛のノシバ放牧―在来草・牛力活用で日本的畜産

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  • サイズ A5判/ページ数 165p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784540992155
  • NDC分類 645.34
  • Cコード C2061

出版社内容情報

野性を蘇らせ健康な牛と肉づくり、超低コスト生産を可能にするノシバ草地の作り方と放牧技術を試験研究と各地の事例を結集して実践的にガイド。水田や耕作放棄地、林地での応用法、牛力活用による地域づくりも詳解。

内容説明

野性を蘇らせ、牛・草・山、人をともに生かす省力技術と「これからの道」。本書はノシバ草地のつくり方を柱に、放牧を取り入れた超低コストの和牛の飼い方をまとめたものですが、同時に古くて新しい「牛力」活用の各地の事例も紹介しました。

目次

第1章 これからの和牛飼育のシナリオ―なぜノシバ放牧か(和牛のきた道、これからの道;和牛の生産・流通革命のシナリオ;肉の品質と肥育牛のこれからの道 ほか)
第2章 ノシバ草地の作り方と放牧の作法(ノシバとは、ノシバ草地とは;いろいろなノシバ草地の造成法;維持管理・放牧密度とシバ型草地の変化 ほか)
第3章 ノシバと牛力を活かす経営・地域事例(牛が取り持つ農畜林複合、二十一世紀の産業革命;本邦初?緻密な技術が潜むノシバ棚田放牧;急傾斜地に複雑な顔をもつシバ型草地を造成 ほか)

著者等紹介

上田孝道[ウエタタカミチ]
昭和13年、高知県吾川郡春野町西分に生まれる。昭和35年、麻布獣医科大学(現、麻布大学)獣医学部を卒業。埼玉県浦和保健所を経て、高知県の家畜保健衛生所・畜産課・畜産試験場で大家畜の飼育、ノシバ草地放牧などの研究と普及に携り、平成10年退職。昭和59年に日本畜産学会関西支部賞、平成9年に第53回農業技術功労者表彰(農業技術協会)を受賞。現在はハウス・オフィス「デタコタ編集室」を開き、フィールドワークの傍ら地元の大学で畜産や食品の非常勤講師。著書に「子とり和牛・上手な飼い方育て方」(農文協)。「農業技術大系畜産編3巻、7巻」(農文協)。(繁殖牛の管理とノシバ草地の造成利用を分担)他
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。