出版社内容情報
育苗の省力だけでなくポット苗にはない活力を引き出す直接定植法。苗を老化させない定植時期の判断、暴れない衰えさせない草勢管理を解説。既存の作型に対応できる二次育苗法、低コストな断根接木苗供給方式も紹介。
内容説明
本書では、まず直接定植について、苗の利用遅れを防ぐために、苗質判定の基準を示して定植適期(適齢)を明らかにした。次に、草勢を上手に制御するには「草姿決定期」を知ることが重要であることを述べるとともに、草姿決定期の生育ステージとその特徴を品目ごとに明らかにした。そのうえで、灌水を中心とする本圃での草勢制御法を述べた。また、直接定植の欠点を補うために、一般に行なわれている二次育苗に加えて、定植期を早める新しい土壌管理法、接木苗生産体制における供給側と利用者側の分担範囲の変更などを提案した。
目次
第1章 誰にもできるセル苗直接定植
第2章 適期定植で苗の老化を防ぐ
第3章 水管理で草勢を制御する
第4章 品目別の管理の実際
第5章 作型に応じた使いこなしの工夫