出版社内容情報
環境の快適さ・エコシステムの安定性・資源の持続性―これらの課題を統合的に実現するための新しい理念「景観生態学」を提起し、保全政策・計画・組織と、農地・森林・草地・湿地・海岸の保全の具体的実践を紹介する。
内容説明
本書では、田園地域における環境問題を景観生態学的見地からとらえ、その生態的、歴史的、文化的な原理面、保全団体、政府、地域住民の取り組み、保全戦略の策定などの政策面、耕作地、草地、森林、湿地、海岸地帯などにおける実践面について、広範な分野にわたり明解に説明している。また世界的に有名な環境保全に深い関連のある重要トピックも各所に例示した。
目次
環境の保護と開発
第1部 原理―生態的、歴史的そして文化的原理(自然的・文化的単位としての景観;景観生態学;野生生物および田園地域への先史的・歴史的影響 ほか)
第2部 政策―保全戦略および機構(保全の展開と組織;農村を持続するための計画策定;保護地域の選定と防護;生産と保護のための管理 ほか)
第3部 実践―景観の復元および管理(耕作地;草地およびその他の放牧地;森林 ほか)