出版社内容情報
旧東独を中心に西独・米・日との比較で、社会主義農業が崩壊せざるを得なかった要因を構造的特質、経済システムなどから分析し、新しい農業基本法のもと、法人化、集団化しつつある日本農業への教訓を導き出す。
内容説明
集団農業の壮大な実験を総括する。そこに、多様な法人経営にもう一つの道を開こうとする日本農業へのメッセージを読みとる。
目次
第1章 二十世紀末日本農業の最前線から二十世紀社会主義農業を振り返る
第2章 二十世紀社会主義農業の実験と到達点―その理念と現実
第3章 社会主義農業の到達点と限界―国民経済と農業の実態
第4章 社会主義農業経営の構造的特質―農民的家族経営からの脱却
第5章 二十世紀社会主義農業の総括から二十一世紀日本農業へのメッセージ