出版社内容情報
誰でも簡単にできる施肥・耕うん・畝立て後の夏場処理で、臭化メチルにひけをとらない安定的な殺菌・殺虫・殺草効果、秋口作業の省力的改善、低コスト・減肥・環境保全型を実現。うねなし栽培との組み合わ方も詳述。
内容説明
筆者はトマトやキュウリや花を栽培する土壌は必ずしもふわふわした状態でなく、むしろ、ある程度は緊縮して硬いほうがよいと考えてきた。それを阻む唯一の技術課題が土壌消毒の方法だった。新しい太陽熱処理法の開発がこの課題を解決し、「うねなし栽培」として体系技術の形が整うことになった。今、新しい感覚を持った人たちが農業や農村に続々と参画し始めている。本書によって、ハウスの新しい土壌管理体系、従来と異なる感覚から生まれたうねなし栽培の価値が伝われば幸いである。
目次
第1章 脱・臭化メチルの切り札が登場
第2章 新土壌管理法の成り立ち(臭化メチルに学ぶ土壌管理の要点;なぜ効果にバラツキがあったのか?―従来型の太陽熱処理 ほか)
第3章 新土壌管理法の実際(手順はとっても簡単;処理前に土壌を湿らす ほか)
第4章 新処理法によるうねなし栽培(新処理法で栽培体系が確立;うねなし栽培土壌の特徴 ほか)