出版社内容情報
きつい、汚れる作業がなくなる上に、透水性の向上で根の活力が高まり、排水不良田でも増収・良食味が実現する。排水不良田や転作田、圃場整備田で最適。条件に合わせた取り入れ方から実際、注意点までを解説。
内容説明
無代かきは、高齢者にも若者にも嫌われる代かき作業をなくすだけでなく、透水性の改善や中期からの地力チッソの発現によって中~後期の稲体の活力を高め、増収と食味向上を実現する方法として、今後さらに大きく広がるだろう。排水不良田が多い日本海では5割、ほかに干拓田や湖沼周辺など全国の水田全体の3割ぐらいが無代かきにむく。硬い耕盤で排水不良が問題になっている基盤整備圃場の改良にも無代かきは効果的であり、また、乾田化を進めるので田畑輪換もやりやすくする。
目次
第1章 これだけある無代かき移植栽培の利点(代かきは本当に必要か;これだけある無代かきの利点 ほか)
第2章 無代かき移植の問題点と基本的な対策(透水過剰と対策;砕土と均平の課題 ほか)
第3章 無代かき移植栽培の実際(無代かき移植栽培の整地法(10タイプ)
耕うん・整地のポイント ほか)
第4章 基盤整備の問題点と改善対策(最近の基盤(圃場)整備の動向
大区画圃場整備がもたらす問題点 ほか)
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