出版社内容情報
従軍看護婦として応召し、戦後は養護教諭となった著者が、22次にわたる病院船での傷病兵看護、広島での原爆の被曝と救護活動などの戦争体験を日記、各種資料などをもとに克明かつ客観的に綴ったノンフィクション。
目次
第1章 佐渡が島に生まれて
第2章 日赤救護看護婦養成所の三年間
第3章 直談判して召集令状を得る
第4章 あめりか丸病院船日記
補章 国際赤十字条約と病院船
第5章 白鳥のごとき病院船
第6章 北へ南へ病院船は行く
第7章 最後の航海、ラバウルへ
第8章 転属、召集解除、再び応召広島へ
第9章 原爆と土石流の二重災害からの帰還
第10章 養護教諭への道