論争・近未来の日本農業―グローバルに考えローカルに実践する

論争・近未来の日本農業―グローバルに考えローカルに実践する

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  • サイズ A5判/ページ数 228,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784540980138
  • NDC分類 610.8
  • Cコード C3361

出版社内容情報

WTO体制への対応、減反対策、過疎からの村と農業の建て直しにいたるまで、<食料><農政システム><農業・農村>ををめぐって熱論を交わし、新しい農業基本法の課題と近未来の農業・農村の姿を浮き彫りにする。

内容説明

本書は、二十一世紀にむけての、日本の食料・農業・農村について、農政の方向と農業・農村の再建を論ずる巻とした。第1部は、現代の資本主義は農業をどうとらえるのかの論戦に始まり、農業保護政策、食料政策に及んだ討論となった。第2部では、単に基本法のみの問題ではなく、具体的な施策を規定する農地、食糧、土地改良、農協などに関する法制・施策のありよう、中山間地域対策、WTOとの関連などが論じられた。第3部は、日本型エンクロージャ、村の必要性、誰に訴えるかなど、異なる視角からの論戦となっている。

目次

1 食料政策の枠組み(農業保護政策のゆくえ;農業保護の国民的合意とはなにか;日本は農業保護政策を放棄し得るか;討論 ほか)
2 二十一世紀型農政システムとはなにか(二十一世紀農政をどう構築するか;新しい農政理念の追求;五五年体制の抜本的見直し―農地法・食糧法・土地改良法・農協法をどう変えるか;討論 ほか)
3 地域農業・農村の展望―あなたのムラと農業の再建(いま、なぜ農業・農村の再建なのか;閉塞状態からの脱出の手がかり;再建の方向と手順;討論 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

2
副題はバーバラ・ウォード女史のフレーズ。現代はグローカルが普及(例:『日経グローカル』)。TPPの前史はWTO。さらにGATTである。中山間地域政策が提示されてきたのも、小田切徳美教授らによると1988年頃と言われている。1992年の新農政で農業者の所得補償政策がグリーンツーリズムと共に提示され、2000年度から直接支払制度(集落営農)が普及してきた。90年代にWTO体制になり、NGOの反対運動などで交渉は頓挫して、FTAとかEPA、TPPとなってきた。小田切先生の地域マネージャーの発想は今に生きている。2013/03/06

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