出版社内容情報
戦後体制の一半を支えた農地改革は、地主制の一掃と、日本を冷戦構造に組み込むという2つの顔を持っていた。対日理事会の当事者が、その複雑な実態を客観的な視点で語る。新農基法時代の農業を考えるための基礎資料。
目次
章1 序説と要約
章2 占領軍の基本政策
章3 土地改革前の日本の農村社会
章4 日本政府と土地改革
章5 連合国最高司令官本部と土地改革
章6 対日理事会と土地改革
章7 対日理事会の提案への行動
章8 日本の土地改革プログラム―1946年10月21日
章9 土地改革の若干の効果