出版社内容情報
古来からの母権と父権の相克をたどり、クローン時代の文化的危機状況を打開するのは東洋のタントリズムに基づく新たな女性原理ではないかと提起。大胆かつ雄大なスケールの性の文化史論。
内容説明
クローン人間が誕生するということは、「父も母も平等に子の親である」という近代的な男女平等主義の根拠を消滅させることである。そのあとに来るものは?アジアの性思想が女性原理をベースにした新たな文化のヒントになるのではないか―。大胆かつ雄大なスケールの文化史論。
目次
第1章 原始日本の“男女同権”―世界的には特殊な縄文・弥生の生殖観をたどる
第2章 古代周辺諸国では―中国・インドの父権文化そして仏教
第3章 “遅れてきた”古代日本の混沌―確立されない生殖観
第4章 徐々に強まっていった父権制社会―封建時代の生殖観の諸側面
第5章 自然科学がもたらしたもの―科学的生殖知識の伝来から現代まで
第6章 日常文化の中に残る“性を許容する社会”の伝統
第7章 社会支配の道具から人間回復の鍵へ―タントリズムを手がかりに生殖観の可能性を考察する
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