出版社内容情報
開発至上主義から調和ある再配分への道を模索するアメリカ、建設から管理の時代へと移行したインドネシア、慣習法的な水利秩序を築いてきた日本。タイプの異なる世界的経験をふまえ、水利用再編のシナリオを提案。
内容説明
国家用水から地域用水へ。カリフォルニア/バリ島/日本。異なる経験をふまえ、水利用再編のシナリオを提案する。
目次
序章 新たな「水社会」の構築
第1章 開発至上主義から調和ある再配分へ―アメリカ「カリフォルニア稲作地帯」の水利用
第2章 資源制約下の水利用システム―インドネシア「スバック」の経験
第3章 農業水利近代化の帰結―日本「水社会」の未来