出版社内容情報
家と村、その共生と共存の構造は日本の農民が長い自然との関わりや歴史のなかで築いてきたもの。日本社会の原点である農家と農村が創造した自然との関係や社会構造を全国各地の多様な調査事例に基づいて分析する。
内容説明
日本の農村社会は、その大部分が数百、千年に及ぶ歴史を積み重ねて今日にいたっている習俗社会である。この農村社会の原型的構造を探るとともに、それが資本制社会の激しい侵入にたいしていかに適応しつつ生き続けているかの実態を、現地調査、統計分析、農民日誌・小説の解読などを通して跡付け、その将来を展望する。
目次
第1部 農村の社会過程
第2部 家と村―その歴史を貫くもの
第3部 農村社会の展開