出版社内容情報
アブラムシの生態は、周囲の厳しい環境から身を守るための巧みな工夫に満ちている。驚異的な繁殖力・ウィルス病媒介・恐るべき薬剤抵抗性など、これらをこの大害虫の生態から解き明かし、効果的な防除を組立てる。
目次
1 アブラムシの苦労を知っていますか
2 アブラムシの被害と見分け方
3 弱点追求、アブラムシ・ウイルスを寄せつけない法
4 クスリ慣れしたアブラムシをつくらない防除テクニック
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とんかつラバー
10
どこからもなく湧いてくるアブラムシ。家庭園芸ではテントウムシが現れ駆逐してくれるが、農家にとっては栄養を吸い取る被害よりウイルスを媒介して作物を全滅させる恐怖の害虫。周りの作物へ感染が広まるが、タバコ農家のために被害の出ないイモ農家がなんでうちが農薬撒かないといけないの?という農家同士のしがらみもあってアブラムシはブイブイ勢力を広める。基本は雌だけでクローンを産んで爆発的に増殖するが、冬を越せないので卵を産む。その時だけ雄が出現する。温暖化した現在では年中アブラムシの天下なのではないか2024/09/01
うまかぼー
7
憎きアブラムシ。読めば読むほど嫌なやつ。植物ウィルス病の運び屋、満腹になったからといって吸汁を止めずにオシッコ排出ループ(笑) 対策は黄色い容器に水+洗剤、キラキラテープ、天敵テントウム飼育など。 2013/04/09
Hiroyuki Nakajima
2
アブラムシは一体どこから来るのか? 卵で越冬する場合も有るそうですが、混雑すると羽が生えてる子供が産まれて新天地に飛び立つ機能を持っているそうです、そこでアブラムシが嫌う銀色の反射素材の物を畑に設置することである程度防除可能だそうです! お役立ちでした2013/10/14