出版社内容情報
環境や農村社会への配慮という今日的要請を満たすべく進められたECの共通農業改革の理念を歴史的に説き明かす。英・独・仏の条件不利地域対策の背景にある思想を学び、日本農政の地道な改革を考える。
内容説明
農業・農政理念の根本的見直しのためにEC農政の来し方・行く末を読む。
目次
序章 新しい農政理念を求めて
1 マンスホルトからマクシャリーへ―EC共通農業政策〈CAP〉の軌跡(欧州統合と新保護主義農政;CAP理念の適応;マクシャリー提案への道;輸出国時代のCAPシステム;苦悩するEC農政)
2 EC各国の個性ある対応(イギリス―その農業と共通農業政策改革;ドイツ―多様な顔をもつ条件不利地域対策;フランス―山地農業への重点的支持制度の展開)
終章 日本農政へのメッセージ―EC農政の示唆するもの
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