出版社内容情報
西田哲学の今日的な意義を〈行為的直観〉という概念をキイに解明する著者の遺稿集。その思索の推移を示す編集者宛の18通の手紙も収録され、西田哲学における〈行為的直観〉の位相と著者の構想が明らかにされている。
内容説明
本書は氏の遺稿とともに、その書簡を収録することで、西田哲学における〈行為的直観〉の位相と竹内良知氏の構想を明らかにする。
目次
1 〈行為的直観〉の世界(西田哲学の〈行為的直観〉―「梯明秀著作集」に寄せて;西田幾多郎―その思索の軌跡と独創性;西田哲学における実践の概念について)
2 田辺元と三木清の哲学(田辺元―「種の論理」から「菩薩道」へ;三木清とマルクス主義;三木清における親鸞の位置)
3 絶対無の立場からのスピノザ批判(スピノザ哲学の独自性―ヘーゲルと西田幾多郎のスピノザ批判について)
4 書簡