出版社内容情報
大河の恵みに浴しつつ脅威と闘ってきた美濃、山間の地に独自の文化を培った飛騨の風土と人。高山祭には飛騨匠の技が輝き、治水に命を捧げた薩摩藩士は今も崇敬の的。輪中の村から奥深い山里まで、先人の営みを訪ねる。
内容説明
戦乱の歴史が刻まれた美濃・飛騨の山河。東西を結ぶ中山道を、芭蕉も広重も皇女和宮も旅した。高山祭りには飛騨匠の技が輝き、治水に命を捧げた薩摩藩士の鎮魂碑は今も崇敬の的。大河に臨む輪中の村から奥深い山里まで、訪ね歩いて編んだ岐阜圏の人づくり読本。
目次
前章 近世の岐阜 その地域振興の足どり
第1章 自治と助け合いの中で
第2章 生業の振興と継承の中で
第3章 地域社会の教育システムの中で
第4章 子育てと家庭経営の知恵
第5章 地域おこしに尽くした先駆者(中嶋両以;円空;飛騨屋久兵衛;永田佐吉;二木長嘯;田中大秀;2人の女流詩人―美濃が生んだ江馬細香と梁川紅蘭;小原鉄心;大坪二市;白真弓肥太右衛門)
資料編 岐阜(江戸時代50科〈21〉和紙―町人文化の発展をささえて;岐阜の江戸時代年表;江戸時代岐阜の物産地図;江戸時代岐阜の主な文献資料)