出版社内容情報
320戸の北海道の村でこの3年間に農薬代が7000万円近く減った。100万円減らした農家もいる。その実績をもとに村の普及員が農薬のムダのなくし方から防除適期の判断法、施肥改善まで、減農薬の手順を示す。
内容説明
今、北海道更別村で、減農薬への取り組みが広がっている。減農薬に取り組む中で、作物の見方が深まり、土つくりや施肥の改善もすすんでいる。減農薬は誰でも、どこからでも始めることができる。そして奥が深い。そうした減農薬の実利と魅力とを多くの農家に知ってもらいたい、そんな願いをもって更別村でのとり組み、農家の工夫をもとに、減農薬のすすめ方、手順をとりまとめた。
目次
第1章 減農薬は誰でもできる
第2章 農薬を上手に使って減農薬(濃度を変えれば2~3割は減らせる;散布水量はもっと減らせる;安い農薬を巧みに生かす;意外に多い展着剤のムダ;相手を知って農薬を使いこなす;除草剤の減農薬;生育調整剤は本当に必要か;からだにやさしい農薬利用法)
第3章 タイミングのよい散布で減農薬―作物別・病害虫別防除適期の判断法(ビート;秋播コムギ;菜豆;アズキ;ジャガイモ)
第4章 作物を丈夫につくって減農薬―土壌活性化研の取組みより