出版社内容情報
財政や金融は人間にたとえてみれば血液を送る大動脈。転機にたつ日本農業の財政と金融システムの抜本的変革を検討する。おカネからみた日本農業の展望。データ豊富。
内容説明
本書は現代社会における農業に対する政府の役割をみるため欠かすことのできない財政と金融について、できるかぎり広い視野にたって包括的かつ体系的に考察を加えようとしたものである。
目次
1 農業改革時代の農業財政(国際的農政改革の時代;農業財政の現状;国際化時代の農林予算;現代農政の成立過程;農業基盤整備費の特徴と動向;食管財政の構造;農業補助業の特質;新しい財政・金融体系への改革の視点)
2 自由化のなかの農業金融(豊かさのなかの農業金融問題;農業金融の制度と最近の動向;農業、農家をめぐる資金の流れとその変化;専業的農家をめぐる資金の流れ;資金の流れからみた補助金と制度金融;変貌する金融市場と農業金融;農業金融の課題)