出版社内容情報
今や過保護批難は日本だけの特異な風潮になりつつある。地域社会維持に向けたEC、国民の栄養、健康から農政を追求する北欧、米、中、日、ソ連、発展途上国などの農政転換を浮きぼりにする。
内容説明
地域社会の維持に向けたECの農政転換、国民の栄養・健康からの農政を考える北欧、など世界の食料・農業政策の基調変換をレポート。
目次
第1章 アメリカ―“世界のパンかご”の食料供給能力のゆくえ
第2章 EC―地域社会の維持めざす農政転換
第3章 北欧―長寿先進国の食料・栄養政策
第4章 〈社会主義国1〉ソ連、中国―経営自主権の拡大と経済自由化に立ちはだかる課題
第5章 〈社会主義国2〉北朝鮮―社会主義の純化と完全自給をめざして
第6章 発展途上国―豊かさを壊される“先進国の食料基地”