出版社内容情報
経済を国の枠組みでなく、地域・生活の側からみる経済学批判の書。マイナス成長と自給拡大の組合わせが私たちの暮しを豊かにすることを、経済学とともにエコロジーや技術論をも援用して論じ、水土からの再出発を説く。
目次
第1部 マイナス成長の経済学(戦後日本の経済成長;マイナス成長と自給拡大の経済学)
第2部 脱原発の経済学(原発は失業の種をまく;原子力の不経済性について;検証・原発事故報道―チェルノブイリ原発事故を追う)
第3部 経済学とエコロジー(経済学と生態系―環境経済史の試み;生態系と地域社会―森林・水・コミュニティー;待つことと動かすこと―エントロピー法則と経済学;対談・エコロジー思想の源流〔鶴見和子氏と〕)