出版社内容情報
ルソン島の高地に住む少数民族と農耕のサイクルをともにし、年中行事をともに楽しみ・交歓した著者による経済人類学的考察。本源的社会に生きる人びとの暮らし方、自然との付き合い方が「自由なる天地」を開示する。
内容説明
超民主主義の村が静かに鳴らす、管理社会への弔鐘。
目次
プロローグ―村の大祭にて
第1章 ボントクへの道
第2章 農耕サイクルと年中行事
第3章 ボントク文化の時間構造
第4章 村は「くに」である
第5章 アニミズムに支えられた法
第6章 家族・親族・村落
エピローグ―「援助」されるべきは日本