出版社内容情報
玄界灘・有明海・周防灘の三つの海と、筑後川・遠賀川などの豊かな水にうるおう古代国家発祥の地・福岡の食は、ロマンと豊饒、篤き信仰心と伝統に育まれている。
内容説明
大陸へのロマン・玄界、豊饒の海・有明、おだやかな内海・周防灘、古代稲作発祥の地。三つの海と古き歴史が醸す「つくしの国」の食の全貌。
目次
博多の四季と食・小倉の床漬―四季の食つくりに注ぐごりょんさんの心意気
筑前中山間の食―裏作麦、山畑からの豊富ないも類に頼って
筑紫平野の食―弥生・古墳時代の遺跡も多い大穀倉地帯
筑後川流域の食―洪水をも生活に生かし、魚、野菜をたっぷり
筑後南部クリーク地帯の食―クリークの恵みとともに生きる
奥八女の食―山奥でつくるいもまんじゅう、鬼の手こぼし
豊前山間の食―つましい日々の食事にいろどり添える山の幸
豊前漁村の食―とれたての魚で、朝から刺身や煮つけを食膳に
志賀島の食―わたつみの神の島にあふれる魚、魚
人の一生と食べもの
福岡の食とその背景
福岡の食 資料