出版社内容情報
暖地と寒地、平坦地と傾斜地など、気象や地形に適応した栽培が成果を上げるポイント。せん茶、上級茶、おおい下茶の栽培を地域や立地条件をふまえて詳述。生育診断法も親切に示す。
内容説明
日本緑茶の80%は煎茶栽培が行なわれているので、まず、それについての収量や品質の決まり方や、診断の方法などを述べたのちに、おおい下茶栽培について述べるようにした。さらに、茶栽培で特に問題になっている点について、技術上の問題点として最後にまとめて解説した。なお、茶は摘まれたときから刻々と生化学的変化を始めて、それが品質に著しい影響を与える作物である。そのため、今日においても生産農家が荒茶までは加工工場をもって加工を行なっているのが現状である。したがって、生葉の工場への搬入から、工場においての生葉の格付け、保管方法、製茶機械の標準使用法などの概略を述べて、参考に供することにした。
目次
茶診断のポイント
各種栽培の実際
技術上の問題点