出版社内容情報
「みどりの食料システム戦略」のおかげで、有機農業が大きな注目を集めている。とくに新規就農者では、有機農業に取り組む農家が26.4%を占めていて、今後取り組みたいという農家も15.6%いる(2024年度)。本書では「どの品目から始めたらいい?」「有機農業に合う品種は?」「いくらで売れるの?」「ご近所付き合いはどうすればいい?」「有機JAS認証はとったほうがいい?」など、有機農業にこれから取り組む農家の素朴なギモンを並べ、先輩農家に答えてもらった。有機農業に一歩踏み出そうという農家の背中を押す一冊としたい。『みんなの有機農業技術大事典』とぜひ一緒に読んでほしい。
【目次】
はじめに
目次
第1章 有機農業ってなに?
有機農業って、無農薬・無化学肥料栽培のことじゃないの?
「隠れ有機農家」もたくさん じつはすでに広がっている有機農業
みんなで有機農業にハマってます JA水戸有機農業研究会
【図解】人物と本で振り返る有機農業の歴史
『みんなの有機農業技術大事典』が好評発売中!!
第2章 有機農業の始め方
有機農業はどの品目から始めるのがおすすめ?
最初は葉物がいいですよ。 桐島正一・中村真仁
サツマイモ→小麦→ダイズのサイクルが間違いない! 魚住道郎
不耕起草生栽培は耕作放棄地で、アブラナ科野菜から始めましょう。 松澤政満
有機栽培初心者におすすめの野菜ベスト5。 東山広幸
おすすめの品種は?
地力チッソを生かせる、味のいい品種たち 内田達也
ニンジン品種は時期ごとの地力発現に合わせて 千葉康伸
少肥で旺盛に育ち、実が硬くなりにくいオクラ 伊藤雄大
草勢が強いとげなしナス 桐島正一
思いっきり明暗の分かれたサツマイモの無肥料試験 佐藤貴紀
無施肥でやってみて、育った品種、育たなかった品種 神崎辰哉
少肥ほど力を発揮する品種 中川原敏雄
育種家に聞いた ズバリ! 少肥栽培には中・晩生型で草勢の強い品種
無農薬でも収穫できる品種 桐島正一・伊藤雄大・西岡秀明・杉田篤信・魚住道郎
有機で育てた野菜、どこで売るの?
有機JASを取得してなくても、道の駅の「オーガニックコーナー」で販売できる。 小野寺幸絵
「有機農家が作ったオーガニックの店」が、新規就農者の販売スタートの場に 涌井義郎
慣行と比べて7割くらいの収量なので、秀品率と単価を上げる工夫が必要 内田達也
慣行栽培の2割アップの価格で十分に売れる 武内智
コストが極めて小さい。朝市では利益が出る価格を自分で決める 松澤政満
有機農家が第三者認証なしで「有機栽培した農産物」を売る方法
有機農産物の需要と価格
中山間地域で実現 小ロット、地元産で有機給食 長谷川泰幸
有機農業の参加型保障システム PGSに注目!
ご近所ともうまくやっていくには?
最初は「ちょこっと有機」から始めることかな。 鴫谷幸彦
常に謙虚な心を持って、その姿勢を見せる。 中道唯幸
当たり前のことを当たり前にやって、信頼を得る 内田達也
緑肥や雑草は「わざと生やしている」ことをアピール 森昭暢
討論・対話・議論で解決、農薬散布は知らせてもらう 森本かおり
やってよかった!と思える瞬間
有機物活用できたとき、生きものにたくさん出会えたとき 鴫谷幸彦
毎日ニヤニヤ、畑の土を見るとき 森本かおり
老百姓の私にハグしてくれるとき 松澤政満
「人生が変