出版社内容情報
タネは移動できない植物が旅して「いのち」をつなぐかけがえのないもの、それは私たちの「いのち」もつないでくれている。そのたくみなつくりやしくみ、おどろきの世界を身近な写真を中心にしてわかりやすく伝える。
内容説明
身近なタネの「いのち」の世界へ。わたしたちが今も目にしている植物は、タネをつくることで、親からはなれて移動し、生きる場所を広げ「いのち」をつないでいます。さらにタネは、ほかの生きものの食料となり、地球上のたくさんの「いのち」をつないでいます。こうした大切なタネは、ごく身近なものです。ふだんなにげなく見ている道ばたの緑も、近づいてよく見ると、そこではたくさんの植物が、季節ごとにタネから「いのち」をつないでいます。台所にある野菜のタネやマネなども生きていて、ちゃんと芽を出し「いのち」をつなぎます。こうしたタネの「いのち」の発見は、いろいろなタネの形やつくりをくらべてみたり、ルーペなどで拡大してみたりすることで、楽しくゆたかなものになってきます。さあ、タネの「いのち」に目を向けてみよう。
目次
芽ばえからタネの世界へ(この芽、なんの芽?;開いた!にてる?にてない?;色あざやかな花がつぎつぎと;できたタネ「いのち」のすがた)
タネのつくり、おなかのふしぎ(どうやって花から実やタネへ?;胚乳をもつタネ、もたないタネ;わたしたちが食べているタネは胚乳?子葉?;食べているタネの成分をくらべてみると)
おどろき!植物たちのたねまき(「くるっと」丸まり、タネをまきちらす;飛び散るために、工夫をこらしたタネ;風をうけふわっと旅立つタネ;くるくる回りながら飛んでいくタネ;たねまきは動物たちに手伝ってもらって)
人とともに「いのち」をつなぐ(世界に広がったトマトのたねまき;人といっしょに、その土地でタネをつなぐ)