出版社内容情報
根は植物の体を支え、養分の吸収、ホルモンの分泌など、植物の生育・作物の生産に重要な役割を果たす。一方で、何をどのように測定し評価すればよいのか、いまだ十分に標準化されていない。しかし、その形態と機能を少しずつ読み解くと、環境条件や栽培条件に対する反応にはそれなりの規則性・法則性があることが分かり、根の形態と機能との関係を考察することも可能となってきた。引っこ抜いた根から何が分かるのか? 長年、根を研究してきた著者による、「イネの根」研究の集大成。
内容説明
引っこ抜いた根から何が分かるのか?根は植物の体を支え、養分の吸収、ホルモンの分泌など、植物の生育・作物の生産に重要な役割を果たす。一方で、何をどのように測定し評価すればよいのか、いまだ十分に標準化されていない。しかし、その形態と機能を少しずつ読み解くと、環境条件や栽培条件に対する反応にはそれなりの規則性・法則性があることが分かり、根の形態と機能との関係を考察することも可能となってきた。長年、根を研究してきた著者による、「イネの根」研究の集大成。
目次
緒論 なぜ、根なのか?
第1部 根の生育と形態(根系の形態と形成;根量と分布の形成;根系のモデル研究;冠根の構造と生育;側根の構造と生育 ほか)
第2部 根の活力(水稲根系の活力;出液の成分分析;根系管理と収量形成)
第3部 根の見かた(根をどう見るか?;根のデザイン)
著者等紹介
森田茂紀[モリタシゲノリ]
1954年神奈川県横浜市生まれ。1976年東京大学農学部卒業、1983年東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。農学博士。東京大学教授や東京農業大学教授、日本作物学会会長や根研究学会会長を歴任。現在、東京大学名誉教授、国際根研究学会副会長。日本農学賞、気候変動アクション環境大臣賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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