出版社内容情報
日本における近代的な酪農乳業は、消費者である外国人が多く暮らした東京から始まった。しかし時代と共に都内の牧場は郊外から他県へと移行していった。
また、激動の歴史を経験した東京の街並みは一変し、酪農の地であった痕跡は現在ほとんど消えてしまった。
「ミルク一万年の会」は東京酪農乳業の文献、関係者の記憶を拾い集め、いまに残る東京酪農乳業の痕跡を訪ねて巡る「ブラミルク@東京」の活動を始めている。
本書は上記の活動をベースに、東京の酪農乳業事業変遷のドラマを読み解き、史跡を巡るためのガイドブックである。
目次
第1章 東京酪農乳業史跡ガイド(4つの散策コース;明治維新~ミルクの足跡探訪;古代につながる明治期~ミルクの足跡探訪 ほか)
第2章 東京23区酪農乳業史跡27めぐり(芥川龍之介生誕の地・耕牧舎東京本社跡地;東京酪農誕生の地;北辰社牧場跡地 ほか)
第3章 東京酪農乳業の誕生小史(牧場の広がり 明治~大正 東京都心部から郡部へ;東京に乳文化が誕生した背景;明治政府の畜産政策 ほか)
著者等紹介
前田浩史[マエダヒロフミ]
1955年宮崎県生まれ。宮崎大学農学部卒業後、社団法人中央酪農会議、一般社団法人Jミルクなどの酪農乳業団体に40年余り在職。現在は、「ミルク一万年の会」代表、「乳の学術連合・乳の社会文化ネットワーク」幹事。前・一般社団法人Jミルク専務理事
矢澤好幸[ヤザワヨシユキ]
1939年長野県生まれ。日本大学農獣医学部(現生物資源科学部)卒業後、全国酪農業協同組合連合会、全国農協乳業協会(出向含む)など酪農乳業団体に45余年在職。現在、日本酪農乳業史研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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