出版社内容情報
草や木の葉は抗菌作用もあって香りもよく、食べものの油分や水分を調整してくれる、じつはとても有能なラッピング素材。捨ててもゴミにならず土にかえるから、地球環境にも負荷をかけません。フキやササの葉、トウモロシの皮、ゲットウやサルトリイバラ、レモンの葉などを使い、おにぎりやバーガーサンド、郷土の葉っぱのおすしの包み方、葉っぱの香りが移る蒸しパンや蒸しだんごのレシピなど誰でもできるようにを図解で紹介。葉っぱで包むと、おにぎりもサンドイッチも何だかいつも以上においしそうに見えてきます。
内容説明
大きくてやわらかいフキの葉、表面がつるつるしたササの葉、さわやかなかおりのゲットウやレモンの葉。庭や畑にある木の葉、野山に生えている草がラッピングに使えるって知っていますか?5月5日の端午の節句に食べるちまきや柏もちも葉っぱのおかげで手はベタベタしないし、おもちやだんごには葉っぱのいいかおりが移ります。ほかにも、柿の葉ずしや笹だんごなどそれぞれの季節には、葉っぱでつつまれた食べものがあります。
目次
ササ巻きおにぎり
ササのバーガーバッグ
フキの葉ラップのおにぎり
トウモロコシラップのおにぎり
ハランのサンドイッチボックス
葉っぱの蒸しだんご、ゲットウの葉の蒸しパン
葉っぱを使った郷土料理
ササの葉でつつむ
ホオノキの葉でつつむ
広島県のさんばいさんの豆むすび
秋田県の木の葉まま
岐阜県のほお葉ずし
長野県のほお葉巻き
まだまだある食べ物をつつむ葉っぱ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
本当についこの間までプラスチックはなくて、そして数十年がたち私たちはまた先人たちが利用していたものに価値を見出そうとしています。私が手軽に利用できるのはハランとフキぐらいですが、よ~く探せばサルトリイバラやホオノキは見つけられそう。ラッピングだけでなく香りづけとしての利用法も紹介されています。2023/05/01
遠い日
5
「楽しい草つみ花つみクッキング」シリーズ3。こういうことを実際にやろうとすれば、多大な下準備と計画が必要になるでしょうね。まず、使う葉っぱがどこにどれくらい、安全な状況であるのかの把握からですから、フィールドワークが必要。そして、その葉っぱの旬でなくては香りも半減するのではないかしら?いいなあ、できそうだなあと思ったのは、トウモロコシの白っぽい薄い皮を使ってくるむおにぎり。これなら、畑に行かずとも時季にはできそうです。2023/03/10
たくさん
2
葉っぱを利用するんだけど巻きかたがきれい。写真の光の加減もすばらしくビジュアルがさらにクッキングのこんなに上手くいったらいいなあという感じになっています。 2021/06/19
ちゃっぴー
1
葉っぱでかわいく包んでます。