出版社内容情報
(公財)味の素食の文化センター[アジノモトショクノブンカセンター]
企画・原案
伏木亨[フシキトオル]
編集
目次
第1部 科学で見えた食の姿―動物から人へ(生理学・行動学からみた人類の食;食文化の形成とヒトの嗅覚・味覚;言葉で表される食の感性―テクスチャー用語を中心に ほか)
第2部 現代の食の姿(視覚化される味覚―「インスタ映え」と「#ハッシュタグ」の言語/情報社会学;料亭にみる現代の食;豊食と崩食の間―甘みのある食 ほか)
第3部 科学技術と食文化変容(現代社会がもたらした調理の変容;科学で管理される食の光と影;植物資源循環をめざす次世代型牛肉生産―牛肉におけるFun to Eat ほか)
著者等紹介
伏木亨[フシキトオル]
1953年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。農学博士。京都大学教授、龍谷大学教授を経て、現在、甲子園大学副学長、京都大学名誉教授。専門分野は、食品・栄養科学。おいしさのメカニズム解析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
8
図書館にて。「第3章 言葉で表される食の感性ーテクスチャー用語を中心に(早川文代)」/ISO 11036:2020は、食品(固体、半固体及び液体)や非食品(化粧品など)のテクスチャー分析の手引きとなる1つの方法を規定。食感表現を分類すると、まず破砕と流動(弾性変形と流動変形)が、次に気泡や隙間の有無(食べ物の構造)。好ましい新語(ぷにぷに等)は若者から広がり強まってゆく。反対に、劣化状態を表す語は食べ物範疇から外れてゆく(かちんかちん、かすかす等)。「かわいい」と「おいしそう」不透明で自己言及的、生活美学2022/10/23