内容説明
「絵ページ」と「解説ページ」の8話から成る田んぼの物語。ダイナミックな絵、写真、図版を豊富に使い、素朴な疑問に答える。「付録」では農作業暦や動植物の名前の由来、田んぼの文化などを詳しい資料で解説。田んぼの仕事にかかわる「用語解説」つき。
目次
1(米のふるさとを思うのはなぜ?;“食べる”とは、ふるさとのめぐみと一体になること)
2(なぜお百姓は、わが家の田んぼの米が一番おいしいと感じるの?;計器では計れない、食べものへの情愛)
3(だれのために、ごはんを食べるの?;ごはんを食べることは生きものを守ること)
4(田んぼにはどれくらいの生きものがいるの?;田んぼの生きものは5,000種以上)
5(百姓仕事に夢中になるのはどんなとき?;天地自然に抱かれて、我を忘れること)
6(ロボットが百姓仕事をする時代になるの?;ロボットが農業をすると失われるもの)
7(なぜ正月はやってくるの?;いのちがあらためて始まるとき)
8(村で生きているのはだれ?;生きものたちも、神さま、仏さまも村の一員)
著者等紹介
宇根豊[ウネユタカ]
百姓。農学博士。1950年、長崎県生まれ。福岡県農業改良普及員として、1983年から減農薬稲作運動を提唱。1989年に新規就農。2000年から2010年までNPO法人農と自然の研究所代表理事
小林敏也[コバヤシトシヤ]
1947年静岡県焼津市生まれ。東京芸術大学工芸科卒。東京青梅に山猫あとりゑを営み、デザインとイラストレーションをする。1979年の「どんぐりと山猫」から始まった「画本宮澤賢治」シリーズ(パロル舎)で、2003年第13回宮澤賢治賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。