目次
1 畦で草が「整列」するのはなぜ?
2 草刈りは怖くないの?
3 草は稲と仲よくなれないの?
4 田んぼの草も絶滅しそうなんだ
5 ミツバチは稲の花粉を集めにきているの?
6 だれがヒガンバナを植えたの?
7 草の名前はだれに教えてもらったの?
8 草と人間は同じ名前をもっているの?
著者等紹介
宇根豊[ウネユタカ]
1950年長崎県島原市生まれ。福岡県農業改良普及員時代の1978年より減農薬稲作運動を提唱。虫見板を普及させ、害虫でも益虫でもない「ただの虫」という概念を広める。1989年に福岡県二丈町(現・糸島市)に移住し、農業を始める。2000年福岡県を退職して、NPO法人農と自然の研究所を設立し、「田んぼの生きもの調査」を展開する。著書多数
小林敏也[コバヤシトシヤ]
1947年静岡県焼津市生まれ。東京芸術大学工芸科卒。東京青梅に山猫あとりゑを営み、デザインとイラストレーションをする。1979年の「どんぐりと山猫」から始まった「画本宮澤賢治」シリーズ(パロル舎)で、2003年第13回宮澤賢治賞を受ける。現在は好学社から復刊されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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遠い日
6
すばらしい本でした。田んぼはたくさんの生き物の命を支える大切な場所だと知っていましたが、畦をはじめとする周囲の植物たちにも大きな影響を与える場所であることを初めて知りました。雑草(と一括りにして言うのは好きではありませんが)は邪魔者と決めつけて、何でもかんでも除草剤で駆除してしまうことが悪影響を及ぼすことであるとは!丁寧な草刈りこそが、枯らさなくてもいい草をちゃんと残す方法なのだそうです。雑草全てが悪さをする植物ではないということばに衝撃を受けました。景観・美観も百姓仕事の一環とわかりました。2021/04/04
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