出版社内容情報
グローバル化とローカル化の相克と相互革新という視点から、SDGsを実現する新しいパラダイムを示す。
内容説明
「17の目標」バラバラでは道はひらけない。SDGsを実現する「グローカル」なパラダイム転換とは?
目次
第1部 持続可能性・SDGsはどのように世界展開したか(持続可能な開発目標(SDGs)の登場と世界動向
SDGsにおける環境分野の進展と大きな壁
気候変動とグローバル・リスク世界
脱成長・持続可能な地域社会の展望)
第2部 自然共生とエコロジー社会の展望―食・農・環境からの社会変革(技術革新がもたらす近未来の世界―バイオ経済と生命操作、食・農・環境への影響;進展するグローバル世界―3つのパラダイムとフード・レジーム;グローバリゼーションと有機農業の展開―つながり合う欧・米・アジア・日本の歴史的変遷;世界の縮図・日本から世界を展望する―食生活・農業の変遷からみる「グローカル」ビジョン;食文化と農の尊厳性―グ・ローカルな安全保障と地域の自立性;エコロジーと農業がむすぶ潮流―アグロエコロジーと農業・農村;持続可能なエネルギーの実現をめざす地域と市民自治社会)
第3部 ビジョン形成と社会経済システムの変革(人口減少・超高齢社会をどう生きるか―みんな幸せな社会の実現とは;社会変革をめざす事業体の「グローカル」な展開;持続可能な日本と地域社会ビジョン―FEC自給ネットワークと地域循環共生圏;資本主義のゆくえと環境・持続可能な社会―社会経済システムの変革と「公」「共」「私」の再編)
自然界における人間の未来―人新世(アントロポセン)、SDGsを実現する世界
著者等紹介
古沢広祐[フルサワコウユウ]
1950年東京生まれ。1974年大阪大学理学部生物学科卒業。京都大学大学院農学研究科博士課程(農林経済)研究指導認定、農学博士。1996年より國學院大學経済学部(経済ネットワーキング学科)教授。米国カリフォルニア大学バークレー校にて客員研究(2000年9月~2002年3月)。専門分野は、環境社会経済学、農業経済学、総合人間学、持続可能社会論。社会活動として(特活)「環境・持続社会」研究センター(JACSES)代表理事など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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